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雲の上と下で
午前中に工房作業をした足で、トリヤとモチヤが急いで向かったのは、盛岡の”プラザおでって”。
5/11~12に開催された本にまつわるイベント「モリブロ」のトークイベントを聞いてきました。


雲の上と下で_c0214565_1851187.jpg

(じぇじぇ!・・・なカバー写真)
※北九州市在住のデコチャリ(デコトラの自転車版)製作に情熱をささげる高校生。
  18号は、「北九州市”未登録”文化財」という特集で、北九州市の、これっていいんじゃない?的な
  人やものを集めた号です。

実はこの冊子、「北九州市」が発行しているフリーペーパーなのです。
北九州空港から発着している旅客機・スターフライヤーの機内誌として企画・製作され、今では市内外100ヶ所以上の場所に置かれているとのこと。
(盛岡では、「ひめくり」さんで出会えます)


題字「雲のうえ」というのが小冊子の名称で、編集委員会の3名がゲストでした。
(「雲のうえ」編集長?(牧野氏・北九州市出身)、アートディレクター(有山氏・北九州初心者)、編集者(つるや氏・同じく初心者)のお三方は、牧野氏は「くらしの手帖」、有山氏、つるや氏は雑誌「クウネル」の編集をされていたり、サントリーとお仕事されたりと、第一線で活躍されているかなり有名な方々とのこと。存じておらずやや恐縮)


発行の経緯から、ロケの裏話、行政と一緒に仕事をすることについて、などキーマンである牧野氏を中心に、他2人が絶妙に絡んで語った約2時間は、私の知らない編集の世界が垣間見れた貴重な時間となりました。


印象に残っているのは、「雲のうえ」の面白さにつながっているのは、北九州市の外にいる人(編集や、ディレクターの様な方)が、市内の人が当たり前と思っている風景やら事象やらを、北九州市民に無い視点で客観的に見られている点ではないか、と牧野氏以外の2人が口をそろえて言っていたこと。

トリヤは盛岡で生まれ育ちウン十年。旅行で数日離れることがある程度で、立ち位置は地元人。
ボンヤリと「良いな」と感じる事柄はたくさんあるけれど、それを俯瞰してみることはなかなか難しいものです。
そう考えると、ほっと会では、東京出身のモチヤがまさに「客観的視点」でいる人であり、「良い」の輪郭をハッキリなぞる人なんだ、と再認識する機会にもなり、「雲のうえ」と現実世界とを行き来しながら、うーんと話を聞いておりました。

それと、人間て「潜ってみないとわからない」です、とも。
北九州市の一般市民や事象にスポットを当てロケに行くわけですが、事前資料で概要はわかっても、実際に話を聞いてみて、体験して初めてその深みを知れると。その逆もしかり。
人に会って話を聞く。簡単そうにも思えますが、「潜る勇気」って要りますよね。
これまた、うーんと聞いてしまいました。

**「雲のうえ」…発行情報はこちらで見られるようです。バックナンバーの取り寄せも可。
(雑誌「クウネル」がお好きな方には、おそらくツボ。)
**現在、ひめくりさんにて、牧野氏や北九州に関連したものの展示・販売を行っている模様。詳しくは⇒

●ところ変わって、「雲の下」でのできごと。
工房にて、師匠がスーパー袋いっぱいに採った山菜を、トリモチに分けてくれました。
「こごみ」だよ~、と。

帰宅して軽い気持ちで茹でようとしたその時、トリ母が「それ、ゼンマイよ」と。
わらびと同様、アクが強いからすぐには食せないと判明し、現在アク抜き中です。

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 ↑ こごみにしては随分ワイルドだね、と思っていた頃

ゼンマイのアク抜き方法には、灰や重層を使って茹でた後さらすのと、茹でた後天日干しする、があるそうです。
干しておけば、春以外でも煮物に入れたりできて重宝するんですよね。
こういう作業をするたびに(というほど多くはないけど・・)、昔からの知恵に感心してしまいます。


~今年ラストの桜だより~

待ちにまった近所のさくら、連休明けに満開になりました。

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↑ 毎年のお楽しみスポットにて

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山麓周辺は山桜がピークでした。わかりづらいですが、ピンクが濃いっ。

(ト)
by hot-kai | 2013-05-13 23:00 | ほっとだより(号外)
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